運営者について


初めまして!
サイトの運営をしている、KANAと申します!

プロフィール
1993年兵庫県生まれ。小学5年生の時に身体中の神経に腫瘍ができてしまう指定難病「神経繊維腫症2型」を発症。年齢とともに進行し現在は両耳全ろう、下半身麻痺で車椅子ユーザー。そのほかにも片目弱視、声帯の麻痺などの障害も持つ。
詳しくは以前取材していただいた記事をご覧ください

このサイトが目指すことーあらゆるバリアを無くしたい

私は周りの子と同じように生まれ、「健常者」として生きてきました。しかし持病が進行するにつれ、身体のいたるところに障害が起きはじめ、27歳のころにはついに歩けなくなり車椅子生活になりました。また、少しづつ聞こえにくくなっていた耳も29歳ですべての聴力を失い、「重度障害者」として生きていくことになったのです。

中途障害者になって知った「バリアで溢れている社会」

そんな中途障害者の私が、この身体になって初めて気づいたのが「社会にあたりまえにあるバリア」の多さ。たとえば、車椅子の私は買い物に出かけても商品棚の半分以上は見えない・届かない状態です。エレベーターには30分待っても乗れないことがあるし、楽しみにしていたカフェの入り口に大きな段差があって入れなかった、なんてことも。
そう言う経験をするたび、「社会の人々」の中に自分はもう居ない気がして、寂しい気持ちになっていました。

バリアフリーに関する「情報」が、あまりにもなさすぎる

そして、バリアの多さと同時に痛感したのが「情報のなさ」。
車椅子で出かける場合、目的地のバリアフリー情報は知っておきたいもの。また、耳も聞こえない私にとっては講演会や映画鑑賞に行く際の情報保障(文字通訳や手話通訳)の有無も確認が必要です。しかしながら、そういった情報は「調べても出てこない」ことがほとんど。これでは、私たちが自立した生活を送るのは困難じゃないか、と日々感じていたのです。
せめて、自分が訪れた場所はバリアフリー情報を残しておこう。そんな気持ちから生まれたのが、このサイトです。

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