こんにちは♫ KANAです☻
みなさん、補助犬という言葉は聞いたことがありますか?
補助犬と聞いていちばんに連想するのは、盲導犬かも知れませんね。
でも実際には、日本には盲導犬のほかにもいくつかの種類の補助犬が存在します。
今日はそんな補助犬の種類と役割について解説します♪
補助犬とは?3種の補助犬と役割
補助犬と呼ばれている彼らは正式名称では身体障害者補助犬と言います。
身体障害者補助犬は、盲導犬(もうどうけん)・聴導犬(ちょうどうけん)・介助犬(かいじょけん)の3種類のワンちゃんのことを総称で、今現在、969頭の補助犬が日本で実働しています。
補助犬の実働頭数
盲導犬 | 聴導犬 | 介助犬 |
---|---|---|
848 | 63 | 58 |
盲導犬
盲導犬は、補助犬の中でも一番よく知られている種類でもありますね。
視覚障害のある人をサポートするワンちゃんです。
当事者と一緒に歩行し、段差や曲がり角などを教えてくれます。
犬種は、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの大型犬が一般的で、持ち手付きのハーネスを装着しています。
聴導犬
聴導犬は、まだ聞きなじみのない人も多いかもしれませんね。
聴導犬とは、聴覚障害のある人をサポートするワンちゃんです。
赤ちゃんの泣き声やどあちぇいむ、車のクラクションなどを知らせてくれます。
トイプードルなどの小型犬から、柴犬などの中型県など、幅広い犬種のワンちゃんが活躍しています。
外出時などは「聴導犬」と書かれた胴着を身に着けています。
介助犬
介助犬は、手足などの身体障害のある人をサポートするワンちゃんのことです。
手足が動かしにくい人に代わって、落としたものを拾ってきたり、ドアの開閉を手伝ったり、着替えの介助を行ったりします。
盲導犬と同じように大型犬が主流ですが、中には中型犬などが採用される場合もあるそうです。
外出時などは「介助犬」と書かれた胴着を身に着けています。
誰でも補助犬を迎えられるわけではない
補助犬たちは、迎えられたおうちで当事者を円滑にサポートするため、特別な訓練を受けています。
また、ワンちゃんと同じように、当事者側も、補助犬を適切に管理することができるのかどうか、細かい審査が行われます。
そのため、たとえ障害の程度が基準を満たしていたとしても、「ワンちゃんを飼いたいから」という理由だけではお迎えすることはできません。
当事者側も、補助犬側も、どちらにも厳しい審査があり、相性等のチェックも行われることは覚えておきたいですね☻
補助犬をお迎えしたいときはどうする?
障害によって生活に支障が出ている、補助犬を迎えたい、そう思っている人もいるかもしれませんね。
補助犬を迎えたいと思ったとき、どこへ相談すればよいのか、解説します☻
対象となる人と申請方法
まず、補助犬を迎えるための申請を行うにあたって、自分の障害の程度などが要件を満たしているのか確認する必要があります。
補助犬貸与の募集は毎年4月と10月に、各都道府県や市町村で行われています。
お住まいの地域によって応募要件が微妙に違いがあることがあるので、各市町村や都道府県のHPなどで必ず確認してくださいね☻
私の住む地域では、各種補助犬ともに、障害者手帳は1~2級を所持していること、該当地域に居住していること、居住する住宅についてなど、結構細かい要件がありましたよ☻
知ってほしい!「ほじょ犬マーク」
皆さんはこの「ほじょ犬マーク」を街で見かけたことはありますか?
この話をすると、多くの人が「補助犬が入っても良いお店のマークじゃない?」というような回答が返ってきます。
しかしながらこのマーク、実は「補助犬が入っても良い」ことを表すマークではないのです。
正しくは、「補助犬を連れている人もウェルカムですよ~!」というやさしさの意思表示マークなんです。
身体障害者補助犬法
実は、日本には「身体障害者補助犬法」という法律があり、飲食店や公共交通機関、ショッピングモールやホテルなど、すでにどこへでも同伴入場して良い、という決まりになっています。
悲しいことに、補助犬を連れた人が入店を断られるケースがいまだに後を絶たないのですが、実はこれは法律違反になります。
犬を連れた人をお店に入れるのは、補助犬の実働がまだまだ少ない日本では抵抗があるかも知れません。
しかし、「補助犬を連れている」のが理由で入店拒否するのは、明確な違法行為となりますので注意してくださいね。
補助犬は特別な訓練を受けています
補助犬は、むやみやたら吠えない、場所を汚さない、定期的な検診や予防接種、シャンプーと毎日のブラッシングなど、徹底した訓練と管理が行われています。
また、お店や電車等の中にいる補助犬はお仕事中です。
入店したお店に補助犬を連れた人を見かけても、話しかけたり触ろうとせず、そっと見守ってくださいね☻
ほじょ犬マークへの理解を
補助犬は基本的にどこへでも同伴したまま入場できることになってはいます。
しかし、まだまだ理解が進んでおらず、注目を浴びてしまったり、露骨に嫌な顔をされてしまうこともしばしばなんだとか。
障害があっても、みんなと同じようにb社会参加できるきっかけを作るためにも、もっともっと理解を深めたいところですね☻
お店や施設を運営されている人には、ぜひこのほじょ犬マークの設置を検討してみてほしいです☻
ほじょ犬マークは厚労省HPでダウンロードできるほか、ポスターなどの配布物は、書く都道府県の障害福祉課でも配布しているそうですよ♪
ヴィーガニズムとの間で感じるジレンマ
ここからは、私個人の意見を少し☻
わたしは普段から、ヴィーガニズムの考え方に賛同しています。
ヴィーガニズムとは、人間も、動物も、すべての命を平等に扱い、個々の自分らしく生きる権利を尊重し、できる限り動物や、貧しい国の人々を搾取しない、という生き方です。
ヴィーガニズムに賛同している多くの人の中には、「補助犬も搾取されている被害者だ!」と声を上げている人も多く見かけます。「人の介助は人がやれば良い!」とも。
確かに、補助犬は厳しい訓練が合ったり、トイレや食事が徹底的に管理されていたり、傷つけられたとしても職務中は声を上げられなかったりと、制限が多いことも事実です。
しかしながら、24時間障害者を人間がサポートする体制は今の日本にはありません。
障害福祉業界は常に人材不足が続いているのもまた現実。
また、補助犬として迎えられたワンちゃんでも、障害当事者との間に確かな絆が見えることもみなさんに知ってほしいなぁと思います。
動物を使わなくても良い未来がくればそれが1番なんでしょうが・・☻
まとめ
いかがでしたか?☻
今日は、障害のある人を支える、補助犬について解説しました!
どんな人も、社会に出やすい環境を整えるために、ぜひもっともっと理解が深まってほしいですね♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
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