【東京】日本一小さいのに日本一やさしい映画館！？障害のある人もない人も、あらゆる人が同じ作品を楽しむことのできる日本初のユニバーサルシアター！シネマ・チュプキ・タバタ

2022 10/15

2022年10月14日 2022年10月15日

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KANA

こんにちは♫ KANAです☻
先日訪れた日本発のユニバーサルシアターがとっても素敵だったのでご紹介します！

【東京都北区】シネマ・チュプキ・タバタ

今日ご紹介するのは、東京・北区のJR田端駅から歩いて6分ほどの場所にある、シネマ・チュプキ・タバタさん。

なんでもここ、日本発のユニバーサルシアターなんだとか。
ユニバーサルシアターと聞くと、なんだか私たちに優しそうな雰囲気ですが、いったいどんなところがユニバーサルなんでしょうか？☻

実際に訪れて映画を鑑賞してみたので、レポしたいと思います！♡

ユニバーサルシアター利用レポ

劇場までの経路

シネマ・チュプキは、山手線の田端駅から歩いて5分ほどの場所にあります。
田端駅は地上から少し高い位置にあるため、駅を出てから地上に降りる必要がありますが、心配はご無用。

エレベーターやスロープがある経路が使えるので、車いす利用者や足腰に心配のある人などでも安心して地上まで降りることができますよ☻

また、シネマ・チュプキの公式HPには、駅から劇場までの地図をイラストや文章で掲載してくれています。
これを事前にチェックすることができたため、土地勘のない私でも迷わずに向かうことができました♪

↓シネマチュプキHPより・劇場までの経路図↓

なお、スロープを使って降りる場合は、傾斜が急なので少し注意が必要。
エレベーターもあるので、使いやすそうな方を利用してくださいね☻

受付・チケットの購入

劇場に到着したら、まずチケットを購入しましょう。事前にHPから予約しておくことも可能です。

受付で聞こえないことを伝えると、筆談で対応してもらうこともできるようです。

私は車椅子対応座席を押さえておく必要があったため、当日の朝に電話で問い合わせていました。
そのため、来館した際はチケットの精算のみ。スムーズに購入できました♪

ちなみに、この劇場での映画鑑賞チケットには「障害者割引」がありません。
さまざまな特徴のある人へ向けて配慮された仕組みを設けることで、【映画を鑑賞することに「障害」を感じる人のいない映画館でありたい】という想いがあるからだそう。
とはいえ、障害を理由に就労に支障がある人や、介助者が同行する人にはチケット代が負担になることもあるので、そういった人にはまた別の割引が用意されているそうですよ。
障害の「社会モデル」に基づいた、本当の意味で「みんなが平等に楽しめる映画館」だと言えますよね☻

いざ！劇場に入場！

入口から劇場までは狭い通路になっていて多くの人は入れないので、入場時間までは外で待機します。
館内入口付近に少しソファが設置されているので、歩ける人はそこで待つのも良いかも。

入場時間になったら、係の方が案内してくださり、劇場内に入ります。

この劇場は20席と少人数制。土曜日の午後に伺いましたが満席でした。
車いすで鑑賞する場合は、一番後ろの木製チェアのエリアに入れてもらうことになります☻

また、それぞれの座席にはイヤホンジャックが。

劇場で貸し出されているイヤホンを好きな席でイヤホンジャックに接続して、音声ガイドを聞きながら鑑賞することができるんだとか。すごい！

音量が調節できるリモコンも設置されているため、自分好みの音量で鑑賞でき、音声ガイドだけではなく、映画の音量を大きくする機能としても使えるそう！

これは、耳がきこえにくくなってしまったご高齢の方や、難聴の方への音声補助としても使えますよね。素晴らしい！

また、小さい赤ちゃんや、大勢の人と同じ空間にいるのがつらい人、暗い空間や大きい音が苦手な人が使える、完全防音の親子鑑賞室という個室も設けられています（親子でなくとも、誰でも利用可能）。