こんにちは♫ KANAです☻
今秋、神戸で開幕した新しいカタチの演劇をご紹介します!
まったく新しい演劇のカタチで誰もが楽しめる♪
神戸市にある神戸アートビレッジセンターにて10/5から斬新な演劇舞台が開幕しました。
その名も、「手話裁判劇テロ」。
神戸アートビレッジセンタープロデュース、演出はあのピンク地底人3号さんです。
この演劇の注目ポイントは、1人の役を、発声する人・手話で表現する人の2人が演じること。
1人2役というのはよく耳にしますが、2人1役はなかなか聞かないのではないでしょうか。
発声する人、手話をする人が居るほかにも、日本語字幕のモニターもついているから安心。
聞こえるひとも、聞こえないひとも、聞こえにくいひとも、それぞれが楽しめるユニバーサルな舞台です。
また、出演者自身もろう者・難聴者・視覚障害者など、さまざまな特徴を持った人が参加しています。
多様な人が、それぞれの表現方法で魅せる舞台は圧巻です。
手に汗握るストーリーも相まって、吸い込まれるように見入ってしまいますよ☻
ストーリーにも大注目。観客が「陪審員」
「手話を用いた演劇」という話題ばかりが注目されていますが、忘れてはならないのがこのストーリーのおもしろさ。
命の重さを考えさせられる、ずっしり神妙な裁判のお話です。
ドイツの小説家であり弁護士の、フェルディナント・フォン・シーラッハ氏の作品です。あらすじは以下。
あらすじ
ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。 テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。しかし緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜する。乗客164人を殺して観客7万人を救った彼は、英雄か?犯罪者か。
また、この舞台の面白いのが、観客参加型の舞台であること。
被告人は多くの命を救った英雄なのか?はたまた、旅客機の乗客の命を奪った犯罪者なのか?
観客が途中で投票を行い、その結果によって最終的な判決が言い渡されるのです。
つまり、投票結果によって最終的な結末が異なるため、最後まで目が離せない展開!ドキドキワクワクが止まりません!♡
聞こえない・歩けない私が観劇してみて
会場となる、神戸アートビレッジセンターは、館内すべてがバリアフリーです。
劇場は建物の2階でしたが、エレベーターもついていますし、1階には車いすのままで入れるお手洗いも。
また、館内での案内も、音声のほか、手話通訳、筆談で対応してくださるスタッフさんがいたため、困ることはありません。
さらに、車いす席は最前列に設けられているので、役者さんたちの表情もしっかり感じることができましたよ♪
視覚だけで舞台が楽しめるという経験が初めてだったので、本当に楽しかったです!
こんな形式の舞台演劇がもっと増えたら良いのになぁと思いました☻
まとめ
いかがでしたか?
見て楽しめて聴いて楽しめる。新鮮で胸アツな舞台は10/10まで!
当日券もあるそうなので、気になる方はぜひチェックしてみては?☻
最後までお読みいただきありがとうございました!
★手話裁判劇「テロ」★
原作:フェルディナント・フォン・シーラッハ著 「テロ」
神戸アートビレッジセンター神戸市兵庫区新開地5丁目3番14)
2022年10月5日(水)〜10(月・祝)〈全10公演〉
一般前売:3,500円/一般当日:4,000円
U25:3,000円/U18:1,500円
障がい者割引:3,000円/神戸市民割引:3,000円
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