こんにちは!KANAです☻
みなさん、6月は「プライド月間」なのですが、ご存じですか?
元々はLGBTsが自分たちの生き方に誇りを持とう!という当事者たちのパレードでしたが、現在ではLGBTフレンドリーな企業がキャンペーンを行っていたり、個人でもよりLGBTsの理解を深めるための学びの月間としても広まってきていますね☻
どんな人も自分らしくありのままで生きられる社会にしていくためには、LGBTs含め、自分とは違った特徴や考え方を持つ人のことを理解し、ともに違いを認め合うことが大切だと思っています。
年に一度のプライド月間。今日は一緒にLGBTQIA₊の人たちや、性の多様性「SOGIESC(ソジエスク)」について学んでみませんか?☻
LGBTQIA+とは?
最近よく耳にするLGBTという言葉。
LGBTとは、性の在り方について、マイノリティと言われている特徴を持ったさまざまな人の頭文字を取った言葉。
現在では、LGBTだけでなく、その他細分化された特徴を持つ人々が居ることもふまえ、LGBTQIA+(エルジービーティーキューアイエープラス)などと呼ばれたりもしています。
それぞれ何の頭文字を取っているのか、詳しくご紹介します☻
L)レズビアン
女性の同性愛者のこと。
自分が女性で、恋愛対象も女性である人。
G)ゲイ
男性の同性愛者のこと。
自分が男性で、恋愛対象も男性である人。
B)バイセクシャル
両性愛者のこと。
女性のことも男性のことも恋愛対象になりうる人。
T)トランスジェンダー
「身体上の性」は男性でも「心の性」は女性、というように、「身体の性」と「心の性」が一致しない人のこと。
自認している性と、生まれ持った身体が違うことで、気持ち悪さや違和感を覚えて悩んでいる人も多いのだとか。
Q)クィア・クエスチョニング
Qに関しては、「クエスチョニング」「クィア」の2つの意味を持っています。
クエスチョニング
自分の性別や性的指向を決められない、迷っている状態の人のこと。
クィア
性的マイノリティを包括する言葉。
もともとは同性愛者などに向けて「変態・変わった人」という侮辱的な意味合いで用いられていたそう。
ところが現在では、それを肯定的に捉えた言葉として、当事者によって使われている。
Ⅰ)インターセックス
身体の状態を指す言葉。
身体的性が一般的に定められた男性・女性の中間、もしくはどちらとも一致しない状態など。
インターセックスには染色体異常が関係していることから、日本では「性分化疾患」と呼ばれていたりする。
A)アセクシャル
無性愛者のこと。
同性にも異性にも恋愛感情を抱かない人。性的指向が誰にも向いていないセクシュアリティとされている。
+(プラス)
最後にがついている+は、性は多様であり、上記以外にもたくさんの性のあり方があることを表現しています。
SOGIESCって?
さて、そんな性の多様性について触れるとき、SOGIESCという言葉もたびたび耳にします。
「ソジエスク」と読みますが、皆さんはSOGIESCについてご存じでしょうか?☻
SOGIESCとは、セクシャリティに関する以下の4つの言葉の頭文字を組み合わせたものです。
①Sexual Orientation(セクシュアル オリエンテーション)
セクシャルオリエンテーションは、日本語で言うと「性的指向」。
性的指向とはその名の通り、恋愛や性愛の向かう方向のことです。
男性と恋愛がしたいと感じるのか、女性となのか、はたまたどちらもなのか、など。
②Gender Identity(ジェンダー アイデンティティー)
ジェンダーアイデンティティは、日本語で「性自認」。
自分の性をどのように認識しているか、自分は自分を男性だと認識しているのか、女性なのか、はたまたどちらでもないのか、など、身体的な性別にかかわらず、自分自身の性をどう判断しているか、の部分です。
③Gender Expression(ジェンダー エクスプレッション)
ジェンダーエクスプレッションとは「性表現」のこと。
身体の性にかかわらず、自分がどのような性を表現したいか、の部分です。
男らしさ、女らしさ、中性的な自分など、服装や言葉遣いなどで表現する性のことです。
④Sex Characteristics(セックス キャラクタリスティックス
セックスキャラクタリスティックスとは、「身体的性」のこと。
難しい言葉のようにも思えますが、これは、その人の身体的な性のことです。
身体の特徴などから、客観的にみて判断できる性のこと。
性はグラデーション
いかがでしたか?ここまで、LGBTなどの「人物の特徴」やSOGIESCといった「性の要素」についてご紹介してきました☻
これらをふまえて、共通認識として理解しておきたいのは、「性の在り方はグラデーション」であるということです☻
自分の性の認識、どのような表現がしたいのか、どんな人を好きになるのか。
こういったことはすべて、人それぞれだと思うのです。
たとえば、100%フェミニンなファッションを好む女性も居れば、「メンズライクパンツ」や「おじ靴」なんて言葉が生まれたように、男性的なテイストの着こなしを好む女性だっています。
「メンズメイク」や「ジェンダーレスメイク」というような言葉も生まれ、デパートの化粧品ショップに男性用の化粧品が売られていることも当たり前になりましたよね☻
それぞれ好みや表現したいものは違うから。
「男」や「女」の2つだけではなく、それぞれが自分の在りたい自分でいられることが大切だと思うのです☻
これからのわたしたちの課題
さて。それでは次は、わたしたちが考えるべき課題についてみていきましょう。
今、日本が抱えるLGBTsについての課題はどんなことがあるのでしょうか。
結婚の平等
まず、いまの日本は同性婚(同じ性別の人同士での結婚)が認められていません。
世界主要7か国のうち、同性婚が出来ないのは日本だけです。
各地方自治体でパートナーシップなどの取り組みが進み、届出をすることで市町村独自のパートナーの認定をしてくれる制度は存在しますが、これらは法的効力がまったくありません。
法律上の婚姻関係とは異なるために、法に基づく権利や義務は発生しません。
つまり、一生寄り添い合うと決めた愛するパートナーであっても、扶養の関係や相続・生命保険などの場面で「家族」とはみなされないのです。
このような不平等は続けるべきではありません。
早急に解決すべき日本の課題であると考えます☻
まだまだ人々に根付く「SOGIハラ」
SOGIESCに関するハラスメントもまだまだなくならないなぁと感じます。
どんな人も自分らしく生きられる社会を作るためには、んまず人々の意識を変えていく必要があります☻
「ホモ」「そっち系」「女の子なんだから」「男らしく」・・・。
こういった言葉は、その人らしさを否定する、差別的な言葉と言えます。
無意識に使ってみていないか、ぜひチェックしましょう☻
アウティング
LGBTsの当事者であることをカミングアウトすることは、とても勇気が必要で、迷いや葛藤も底知れないものだと言います。
カミングアウトは、その人があなたを信頼して公開してくれるもの。
だから、本人の同意なしに、その情報を他の人に伝えることは絶対にやってはいけません。
本人の同意を得ずに「あの人って実は・・・なんだって」と第三者に話してしまう事をアウティングと言います。
良かれと思って先に話してしまったりする場合もあるのでしょうが、実際には本人を傷つけてしまっていることも少なくありません。
カミングアウトを受けたときは、「誰に伝えても良いか」「すでに知っている人はいるか」など、本人に確認すると安心ですね☻
アライになろう!
LGBTQIA+の当事者たちが安心して生きられる環境をつくっていくには、「アライ」の存在が重要視されます。英語の「Ally(味方・支援者)」を語源とする言葉です。
アライとは、LGBTs当事者ではなくとも、彼らの特徴やSOGIESCについて理解し、必要であれば何らかの行動をしたりする、いわば「支援者」のこと。
「理解するよ」「寄り添うよ」「味方だよ」という意思表示になります☻
アライの存在が増えていくことで、当事者の困りごとは少しずつ消えていくのかもしれませんよね☻
ぜひみなさんもプロフィールなどに「Ally」の表記を入れてみては?☻
まとめ
いかがでしたか?
今日はLGBTsについてお話しました。
当事者も、そうでない人も。
あらゆる人が自分らしく生きていける社会を目指して、私たちも理解を深めていきたいものですね☻
最後までお読みいただきありがとうございました!
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